イコールライツ 第2章

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第2章 シス-2

シスはアークの出口に立っていた。ここから先は一歩も出たことが無い。隣にはライル・アンダーソンが立ってシスを見下ろしていた。並んでみてよくわかったが、ライルは背が高く細身のようでいてがっちりとした胸板をしていた。それに比べてシスはひょろっとしたきゃしゃな体で色も白くいかにもひ弱な少年だ。毎日、マシンによる運動も義務付けられてはいるが、激しいものではない。

「お前、もっと飯を食え。それからもっと鍛えろ。男前が台無しだぞ。そんな体じゃあ、外には長くいるな」

この目で見るまではライルの言うことを信じるつもりはなかった。それでも、ホログラムではない、本物の外の世界に対する期待に胸が高鳴る。

「人感センサーは調整中だったから、たまたま切ってある。セキュリティールームまではそのカードで一緒に行くからな」

「わかった」

シスはゴクリと唾を飲み込んだ。

「よし、やれ」

白いドアの横に埋め込まれているシステムにカードをかざした。ピッという音をたててランプが赤から青に変わる。そして、小さな機械音とともにドアが右にスライドした。

ライルが先に踏み出し、振り向いた。

「ウェルカム。外の世界へ。といってもまだまだ本当の外に辿り着くには長い道のりがあるけどな」

まだそこは白い壁に囲まれた空間で、その短い廊下の先にもう一つドアがある。しかし、この一歩を踏むことをどれだけ望んでいたことか。ここから出て行く大人たちを何度羨望のまなざしで見送ったことか。

シスは初めて今までの狭い世界から足を踏み出した。

何が変わったわけでもない。それでも、高揚感で胸がいっぱいになる。

その境界線を越えると、後ろでドアが閉まった。もう後戻りはできない。先に進むライルが次のドアに向けて、指をそろえた手で促した。

「どうぞ」

シスはうなずき、カードをかざした。同じようにピッと音がしてドアがスライドする。期待をしたが、そこも白い壁に囲まれた廊下でシスのいる出口と直角に結びついているだけだった。左右に広がる廊下には等間隔にドアがあるようで、小さなシステムが大人の胸の位置にいくつもあるのが見えた。

「こっちだ」

ライルは左へと進んだため、慌てて後を追った。

長くて白い廊下を進んでいく。わずかに右にカーブしているため、その終点は見えない。人とすれ違うことは一切なかった。誰もいない静かな空間。いくつもの監視カメラが気になり、一つ一つを睨みつける。

「今日はオレしかいないから誰も見てないよ。アークゾーンはザイテックス本社とは切り離された個別のセキュリティがとられているからな」

「ザイテックス?」

「ああ、まあ、出ればわかる」

ライルはふっと笑った。

「しかしここの奴らはシステムに頼りすぎている。それを操るのは人間だというのに」

ライルの顔を見ると、あざけるような笑みを浮かべている。

「ミーティングのある第一水曜の午後は、オレだけがその砦だ」

とぼけた調子のいい男だと思っていたライルが、一瞬ひどく恐い顔をした。

「ほら、ここがセキュリティールームだ」

ライルはその表情を戻し言った。シスはドアのシステムにカードをかざした。

左右にドアが開かれる。すぐに壁一面のモニター画面が目に入った。照明は灯されていなくても画面の光で十分に明るい。その壁に向かって椅子が4つあり、手元の盤面にはいくつものキーボードや操作機器らしきものがぎっしりと並んでいる。

シスは立ち尽くして、その画面を見つめた。監視カメラの映像だということはすぐにわかった。

誰もいないホール、運動室、食堂などの映像、個々の部屋では、サンクが腹筋をしており、キャトルは念力の自主練、穏やかなトロワはビデオを見て笑っていて、神経質なドゥはせわしなく部屋を動き回っていた。そして、ベッドで静かに眠るアンの姿。

シスは拳を握りしめ、そして、目を伏せた。

「悪く思うな。仕事なんだ。のぞき趣味はない」

真面目な顔でライルが言った。

「……いい。わかっていたことだ」

シスたちにプライバシーなどない。すべては管理下に置かれた偽りの自由だ。それがシスの世界のすべてだ。わかっていたことだった。しかし目の当たりにすると悔しさと憤りがこみあげる。

ふと、下部のモニター画面に、多くの人々が丸い大きなテーブルを囲んで座っている姿が見えた。

「これは……」

知った顔ばかりだ。博士と助手たち、そして教員。みなアークに出入りしている大人たちだった。

「そうだ。ミーティングの画像だ」

シスは近づいて凝視した。

「声は、聞けないのか?」

「この部屋の音声は消されている。解除するにはオレに知らされていないパスワードが必要なようだ。何を話しているのやら。そうだ、聞きたいなら、お前の力でなんとかしろ」

「そんなことは無理だ。オレの力は万能じゃない。念力と、薄いものの透視と、部分的な気体の温度を変えることくらいしか今はできない」

「ふーん」

大して興味なさそうに言ってから、ライルは椅子を一つひきよせた。

「よし、座れ。お前のDNAカードを作ってやる。本当はアークゾーンに入るたびに発行されるものなんだが、これはオレが作った試作品だ。実はうまく使えるかどうか誰かで試してみたかったんだ」

ライルは、セキュリティールームの奥の闇の中にある棚から、黒い袋にくるまれた小さな機械を取出し、ニヤリと笑った。

「……いったいそれで何をする気だったんだ?」

ここのスタッフで既にカードを持っているライルが、何の必要があってこんなものを作ったのか、シスには検討がつかなかった。

「まあ、それは気にするな。ほら、口を開けろ」

言われるままに口を開くと、ライルはすかさず綿棒らしきものをシスの口にいれ、頬の内側をこすって取り出した。

「何をしたんだ?」

びっくりして体を縮めると、ライルは笑って答えた。

「この綿棒で口内の粘膜を採取してDNA情報を得るんだ」

ライルはその綿棒を溶液の入った小さな試験管にいれ、そのまま機械の上の部分の窪みにいれると蓋を閉めた。

「10分待て。これでお前のDNAを解析してその情報をカードにする。上にある本物よりだいぶ時間はかかるが、仕方がない。その情報はオレがシステムに入れてやるから、帰りは上の本物で同じことをしろ。上にある物は上等だから、全部自動でやってくれる。お前は口を開けていればいい。一旦ここを出たら、次に入るときは新しいカードを作らなくてはいけないんだ。それを作って入ってこれる奴は、システムに登録済みの人間だけになる」

早口で説明すると、ライルはもう一つ椅子を引き寄せて座った。

「よし、カードを待っている間に打ち合わせをするぞ。ミーティング終了まであと1時間ちょっとだ。それまでに戻ってこい。この時計を貸してやる」

ライルは腕にはめていたデジタル時計をシスの腕に巻いた。

「時間に遅れるなよ。それじゃあ、外までの詳しいルートを説明する」

シスは身を堅くして唾を飲み込むと、ライルと向き合った。

 

 

手短だが濃厚な説明を終えたライルは、素早い手つきで小さな機械のスクリーンに表示されたシスのDNA情報をシステムに入力し始めた。

ちょうどそのとき機械の下の部分からカードが滑り出てきた。

「よし、完成だ。登録も終わった。ぼーっとしている暇はないぞ。今日を逃せば一か月後だからな」

シスは、新しくできたDNAカードを受け取り、それを見つめて握りしめた。これが外への片道切符だ。シスは意を決して立ち上がった。

「行ってくる」

「よし、行け。そうだ。ひとつだけ忠告しておく。外の世界の人間は、お前らのような能力を持っていない。むやみに使うなよ。目立つからな」

やはりそうか。シスは思った。本の中の架空の世界でしかこんな力は出てこなかった。普通ではありえない、異常な力なのだ。なぜ、自分たちはこんな能力を持ち合わせているのだろう。なぜ、博士たちはこの能力の開発に力を入れているのだろう。

ふわっと肩に何かがかけられ、シスは我に返った。

「その服じゃ目立つからな。まったく面倒臭い奴だ。くよくよ考えていても仕方ないだろう。そのうち全部わかるときがくる。さっさと行け」

それはライルの上着だった。シスは上下白の服の上にその大きな上着を素直に羽織った。

振り返って、アンの部屋の画像を見る。まだ目覚めてはいない。心の中でいってきます、と告げてから、シスは新しいDNAカードをドアの横にあるシステムボックスにかざした。ピッという小さな音とともに、ドアが開かれた。

ライルは後方で「成功だな。あとはうまくやれよ」となぜか優しく言ってくれた。

 

 

『左に進むと突き当りの右にドアがある。その奥がエレベーターだ』

言われたとおりにシスは進んだ。突き当りの右に現れたドアの横にDNAカードをかざす。ここも問題なくドアが開き、シスはほっとした。

そこはエレベーターホールだった。一基しかないそれに、またカードをかざす。ピッという音がして、エレベータードアの上が丸く光った。低い機械音がわずかにしてからしばらくして両開きのドアがゆっくりと開かれた。誰も乗っていない。シスはおそるおそる乗り込んだ。回数ボタンなどは何もない。隅の光る部分を見つけ、カードをかざした。

ドアが静かに閉まる。すぐに重力が増した。この小さな箱が上昇しているらしいことがわかる。

いったいこの先に何があるのか。ライルの言ったことは本当なのか。期待と不安に鼓動が早くなる。

ようやく箱のわずかな振動が止まる。ドアがゆっくりと左右に開いた。到着したようだ。

開かれたドアの外には銀色の金属の壁が見えた。シスはエレベーターのドアを手で押さえ、ゆっくりと顔を外に出した。あたりを見回すと、その壁に囲まれた小さな空間だった。誰もいない。シスはエレベーターの外に出た。左側にドアがある。カードをかざすと、金属の分厚いドアが右にスライドして開いた。短い廊下が現れる。そこに歩み出てシスは振り返った。その分厚いドアの横には、ライルが「本物」と言っていたDNAカードの作成システムがある。目の前に立って口を開けるだけで、自動で綿棒が伸びてくるらしい。

シスはくるりと向きを変え、短い廊下を進んだ。監視カメラがシスを捉えているが見ているのはライルだけのはずだ。廊下の突き当たりにあるもう一つの金属のドアにDNAカードをかざす。ドアがゆっくりと右に動いた。ここまでがアークゾーンと呼ばれるところであり、ライルの監視下でいられる場所だった。

ここからは自力で行くことになる。

『あとは楽勝だ。そのカードさえあれば、どの部署にも入れる。帰りもそこまではそのカードで入ってくることになるから失くすなよ』

シスはふとライルについて考えた。いくらDNAカードを作ったとはいえ、シスがヘマをしたら、それで終わりだ。自分の身も危なくなるというのに不安ではないのだろうか。いったい何を考えているのか、それとも何も考えていないのか。

ドアを抜けるとそこはこれまでとは違う木目調の壁の廊下だった。

シスは言われたとおり右に進んだ。未知の世界だった。ライルの言っていたことははたして本当なのだろうか。

おそるおそる歩を進めると、そのうち片側の壁がガラスとなり、その中が見え、シスは驚き立ちすくんだ。

たくさんの、100人は超えるであろう大人たちがそこにいた。広い空間の中、背の低い仕切りの間を行き来したり、机の上の小さなコンピューターに向かって作業をしていたり、少し開けた空間では数人がテーブルを囲んで議論を交わしている。

入り口に掲げられたプレートには『総務』『広報』などと書かれていたが、シスには意味が分からなかった。

ライルの話通りだ。それにしても、アークの上の施設にこんなにたくさんの人がいたとは。しかしどう見ても、シスたちのように、ここで生活をしているという風には見えなかった。これが彼らの仕事であり、ここは職場のようだ。アークに関わる仕事なのだろうか、とも思ったが、たった6人の子供のために、こんなに多くの大人は必要がないように思えた。

ガラスの壁で向こうが見えるということは、こちらも見えるということだ。しかし、堅い動きでその前を通っても、誰もシスを気に掛けるものはいなかった。

通り抜けてから大きな息を吐いた。それから気を取り直し先に進む。教えられた道順を行き、階段を一つ上った。そしてしばらく行くと、小さなドアに辿り着いた。『博物館通用口』と書かれている。シスは本やビデオで見た『博物館』というものを思いおこしてみた。特定の分野に対する資料や研究成果を展示する場所のはずだ。なぜ、ここに?

カードをかざすと難なくカチッと錠が外れる音がした。ドアノブに手をかけ、その軽さに驚きながら、手前に引いた。急に騒々しい音が耳を襲う。それ以上にシスはその視界に広がるものを見て愕然とした。

そこには、何千人もの人間がいたのだ。

「なんだ、これは……」

そこは巨大な空間だった。シスは簡単な柵しかない階段の、2階の踊り場からホールを見下ろす格好となった。天井はそこよりも3倍は高いであろうドーム状のものだ。下を見渡すと、ブースがいくつもあり、それぞれに何かが展示されている。大きな生物の模型や骨の造形物、スクリーンに映し出される化学式、パネルとなっている鮮やかならせん状の絵。それらを背に話をしている人間と、それを全員ではないが熱心に聞いている人間たちが固まっている。シスよりも年上であろう子供や、もっと小さな子供など、聞く側は大人よりも子供のほうが断然多かった。

「子供が、こんなに……」

ここはドアの表示の通り博物館に違いない。それも大規模なもののようだ。しかし、この世には自分たち6人しか子供は残っていないと教えられていた。なのに、ここには数多くの子供がいる。心が激しく乱れた。自分たちだけではなかった、という安堵感もある。しかし、胸に激しく湧き起こるもの、それは、騙されていたという怒りだった。

シスはそれらの光景に目を奪われながら、階段を降りた。人との距離が近くなる。こんなに多くの人間を目の当たりにしたのは初めてだった。少し頭がくらくらした。シスは壁伝いに進み、巨大なホールの出口から抜け出した。とたんに明るさに目がくらむ。シスはその刺激的なまぶしさに立ちすくみ手をかざした。直視できない。しばらくしてからその光の方向を指の隙間から目を細めて見た。

そこは通路で、ここにも人が多く溢れている。通路の片側の壁は天井まで全面ガラス張りとなっており、外の風景を見ることができた。そこには木々が等間隔に並び、遊歩道が整備され、人々がゆうゆうと歩いている。木々の隙間から降り注ぐこのまぶしい物、それが太陽の光だとわかるまでしばらくかかった。

シスは呆然と歩いて行ってガラスにへばりついた。その光は暖かかった。ホログラムではない。本物の太陽だ。

その下を、外気の中を、人々が平気で行き交う。汚染されている世界、人はおろか、植物も生きてはいけない世界。そんなものはどこにもなかった。

シスはめまいがするのも構わず、猛然と歩き出した。ガラス張りの通路を抜けると、また大きな空間に出た。見回すと、多くの人々が出入りしている大きな扉を見つけた。開かれるたびにまばゆい光が漏れる。シスはよろけながらそこへ向かった。もう、まわりは何も見えなかった。その光を求めてただひたすら歩いた。そんなシスを周りの人々がよけていく。扉に辿りつき、それを押し開けた。

光が降り注ぐ。まぶしくて温かな光が。

それは、誰にでも平等に与えられるはずのぬくもりだった。

シスは、目を見開き、外の世界を見た。

ここでは続いていたのだ。美しい世界がそのままに。

出口から下へと続く石造りの大きな階段、先の道路では車がひっきりなしに走っている。通りの向こうには大きなビルが立ち並び、歩道はたくさんの大人で埋め尽くされ、皆、忙しそうに行きかっていた。

振り返り仰ぎ見ると、出てきた建物は地上50階はゆうにあるであろう高層ビルだった。こんな都会の、たくさんの人たちが歩いている場所の地下深くで、自分たちは何も知らずに、荒れた世界を信じ、生きてきたのだ。

石造りの階段の上で、シスは放心状態となっていた。

向かってくる、シスよりわずかに小さな子供たちの集団も目に入らず、その進路を妨害していた。

「もう、リュカったら。もっと真面目にやらなきゃダメでしょ」

「だって、遺伝子博物館なんて、僕、興味ないよ」

よそ見をしていた男の子と肩がぶつかる。

「あ、ごめんなさい」

男の子はすかさず振り返って謝ったが、シスは見向きもせずによろよろと端のほうへと歩きだした。

オレの14年間はなんだったのか。騙され、閉じ込められ、無意味な力を引き出された。

胸にふつふつとわき起こるもの、それは、震えるほどの激しい怒りだ。胸のあたりが気持ち悪くなり、シスは崩れるようにその場に膝をついた。

自分たちは騙されていた。本当は、ここに溢れるほどいる子供たちのように、無邪気な笑顔を浮かべて、なんの苦しみもないこの世界にいられたのではないだろうか。なぜ、地下深い暗闇のようなアークで無駄な時をすごさなければならなかったのか。

アンの顔が浮かんだ。ここにいれば、アンも声を失うほどの辛い思いをすることもなかったのだ。

ふと時計に目がいった。帰らなければならない。あの太陽の届かない地底へ。そして、安らかなアンのもとへ。

『外に長くいるな。光にやられる。慣れていないんだからな』

ライルの言葉を思い出す。しかし、体が言うことをきかなかった。吐き気が止まらず、全身から汗を吹き出している。立ち上がろうにも激しいめまいにすぐにまたしゃがみ込んだ。

アンをあそこに残しておくわけにはいかない。逃げ出すなら一緒に、だ。

気持ちをどう奮い立たせても、動けない。太陽の光が容赦なく照りつける。激しい頭痛に顔をしかめた。焦りがシスを襲う。帰らなければ。早く……。

「ねえ……大丈夫?」

背後で子供の声がした。

「気持ちが悪いの?顔が真っ青だよ」

シスは顔を上げられず、目だけをかろうじて向けた。さきほどぶつかった子のようだった。

「帰らなければいけないんだ、早く……」

シスはつぶやき続けた。しかし、体が鉛のように重い。

「大丈夫?僕の先生呼ぼうか?」

シスが小さく首を振った。

「熱でもあるのかな」

男の子がシスの額に手をやった。暖かい手のぬくもりが伝わってくる。眉間に皺を寄せ、真剣な面持ちでシスを気遣っている。

すると、不思議なことに、すっと体が軽くなった。胸のむかつきもおさまり、頭痛も消え、汗もひいていく。

目をしばたかせ顔を上げると、男の子がシスの顔を覗き込んだ。

「大丈夫?」

「あ、ああ、良く、なった……」

「本当!良かった」

「リュカ!何してるの?みんなに置いて行かれるわよ!」

遠くで女の子が叫んでいた。

「今行く!」

男の子は立ち上がると、「じゃあね」とシスに言い、笑顔を残して集団へと戻って行った。その後ろ姿を、シスは不思議なものでも見るように見つめていた。

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